12.12.21
TOPICS
「谷寛商店」展のご紹介!
2013年1月17日(木)まで、京都高島屋ARTCUBE SHOPギャラリースペースにて「谷寛商店」展を開催中です。
明治の初め頃より京都・五条坂にて陶器業をはじめ、現在は茶道具専門店として店を構える谷寛商店。
京焼・清水焼の茶陶器を中心に、茶筅や袱紗、懐紙など茶道具全般を取り扱っています。
今回の展示では、気楽にお茶を楽しんでいただけるよう野点セットや千歳盆揃えなどを中心にご紹介いたします。
日本の誇る"茶の湯の文化"をご家庭でもどうぞお楽しみください。
野点セット 黒楽姫茶碗付 ¥18,900 / 赤楽姫茶碗付 ¥18,375
名物裂を使用した野点籠の中には、茶筅、茶杓、棗、楽茶碗がセットされています。
野点セットにプラスお湯さえあれば、どこでも気軽にお抹茶を楽しんでいただけます。
ご家庭に一つあると大変便利なセットです。
(茶碗は黒楽姫茶碗か赤楽姫茶碗、お好きな方をお選びください。)
笹谷飛露作 桜散し御本手茶碗 ¥5,250 / 桜散し御本手平鉢 ¥5,250
谷寛商店オススメ新作の器です。
お茶道具としてご使用いただくのは勿論のこと、普段使いにもピッタリな何にでも組み合わせやすい器です。
名物裂 数寄屋袋 ¥10,080 / 名物裂 古袱紗 ¥4,095
5寸塗花月扇子 ¥1,260 /ステンレス楊枝差 ¥630 / 懐紙 ¥158~
初釜にもオススメの小物類も多数揃っております。
数寄屋袋と古袱紗を同裂に揃えることも可能です。
数寄屋袋、古袱紗、扇子、ステンレス楊枝差は全て1 点ものです。
気になる色・柄がある場合はお早めにお立ち寄りください。
加藤清峰作 仁清織部花丸茶碗 ¥50,400
仁清生地に織部釉を掛け、花丸の絵付けをほどこした優美な作風が特徴的な茶碗です。
加藤清峰氏は京都伝統工芸作家知事賞を受賞された他、平安神宮へ四神の陶壁画を献納されました。
※この他にも、京焼作家の茶碗からお手頃な小物類まで、お茶道具を多数取り揃えております。
ご来店をお待ちしております。
お問い合わせ
ARTCUBE SHOP
TEL 075-761-5700
12.12.10
今月の新商品"12月"
お正月商品が入荷しました!
今年も残りわずかとなりました。何かと忙しいこれからの季節、目前に迫った新年の気配にそわそわされる方も多いかと思われます。
アートキューブショップにはお正月商品が入荷しています。
飾って楽しめるもの、大切な人に贈りたくなるものなど、新しい年の始まりを彩る商品が揃っています。どんなお正月を過ごそうか、わくわくしながら選んで頂けると思います。
なくなり次第終了となる商品もありますので、お早めにどうぞ。
竹の干支箸置き「巳」 ¥473
竹の素材を生かした様々な製品を生み出す、公長齋 小菅。
体を丸めた蛇の形が竹で表現された、ユニークな箸置きです。
木版干支葉書「巳」 ¥189
毎年好評な芸艸堂の木版ポストカード。木版ならではの質感をお愉しみ頂けます。
新年のご挨拶の際に喜んで頂ける一品です。
お問い合わせ
ARTCUBE SHOP
TEL 075-761-5700
12.11.26
秋季特別展 細見美術館アートキャンパス2012 -日本美術の見方 いきもの編-
展覧会のここがみどころ2
「猿図 森狙仙と森派の活躍」
森狙仙 猿図
作者の森狙仙(1747-1821)は、大坂で活躍した森派の人物で、本図に見られるように精密な毛描で評判を呼び、当時から「猿の狙仙」と称され、江戸の地にまでその名が知られていたことが記録に残っています。
狩野派の系統であった父や兄たちと同じく、はじめは狩野派の描法を学んだとされますが、新しい様式として注目を集めていた円山応挙(1733-95)の写生画法に強く関心を寄せ、これを習得したといいます。実際に猿を飼って写生していたとも伝えられ、現存する狙仙の作品の約8割が猿の絵だともいわれています。狙仙は60代になり、それまで用いていた「祖仙」を「狙仙」と改めました。「狙」は猿を意味する字ですから、本人も意識して改字したといえるでしょう。ちなみに本図では「祖」を用いています。
狙仙の養子である徹山(1775-1842)は、応挙門で学び、大乗寺の襖絵制作に参加するなど、応挙十哲の一人として活躍、大坂の写生画派としての森派を確立させました。また、徹山の婿養子と伝えられる一鳳(1798-1871)は、「藻刈舟図」で人気を博した人物。"藻を刈る一鳳"="儲かる一方"として商売繁盛を意味する縁起物としてもてはやされたといいます。
現在はあまり知られていない森派ですが、大坂という地において確かな技術力を持ち、それぞれの個性を発揮しながら高い評価を得ていました。
親子の猿が毛繕いの真っ最中。さりげなく描かれた露草とともに穏やかな気分になる一幅となっています。
まるで本物のように丁寧に描かれた猿の毛並みの表現は目を見張るばかりです。
お問い合わせ
細見美術館
TEL 075-752-5555
12.11.20
TOPICS
「ぽち袋展 advance」のご紹介!
12月19日(水)まで、京都高島屋ARTCUBE SHOPギャラリースペースにて「ぽち袋展 advance」を開催中です。
ぽち袋 とは“ご祝儀袋”のことで、ささやかなお礼の気持ちを表す“これっぽっち”の意味を込めて使われてきました。また、お金をそのまま差し出す事に気恥ずかしさを感じる日本人特有の奥ゆかしさも相まって、袋の柄やデザインにまで趣向を凝らし、発展してきたという歴史をもっています。
ぽち袋の魅力を伝えようと、京都・哲学の道にある「ギャラリー高野」が毎年企画・開催している「哲学の道 ぽち袋」展。 全国の作り手に一般公募で作品を募り、さまざまなぽち袋の展示・販売をしています。
今回の高島屋の展示では、今年9月に開催された「哲学の道 ぽち袋」展にて展示された作品の中から選りすぐりのものを“advance(前進させる)”と銘打って、展示・販売いたします。
手描きの温かみあふれるぽち袋や、切り絵・貼り絵など細工が目を惹くぽち袋。
また、これはぽち袋?!とぽち袋の概念を考えさせられるものまで。
お年玉用だけではない、日本人ならではの“心付け”を表すぽち袋の魅力を再発見してみてください。
高野美季/左から「巳 タテ」「巳 ヨコ」 各¥300
くねくね動く蛇のおもちゃをユーモアたっぷりに版画で表現したぽち袋です。
裏面にまで手を抜かない心遣いに思わず笑みがこぼれます。
谷本聡美/左から「Alligator」「のしのし」「のし蛇南天」「一寸法師」 各¥140
すべて1点ずつ手描きで作られたぽち袋です。
洒落を利かせたデザインは、貰った方も思わず笑みがこぼれるはず!
犬丸/時計回りに「⑤ピンク」 ¥250 、 「わっか(青)」 ¥200
「スキマ(大)さびあさぎ」¥300 、 「スキマ(小)かきいろ」¥200
切り絵・貼り絵の手法からうまれる凸凹したパズルの様な風合いとデザインが 面白いぽち袋です。シンプルながら、細かい技とセンスがあふれています。
桃ノ木工房 / 「干支 巳 きせかえ」(2枚組) ¥800
干支「巳」のモチーフを切り抜いたぽち袋。
中の台紙を入れ替えることで、イメージがガラリと変わります。
楽しんで使っていただけるぽち袋です。
ギャラリー高野 / 「十二支桐箱セット」(12枚組) ¥3990
大石浩司がデザインした十二支のぽち袋が各1枚ずつ計12枚が桐箱にセットされています。額装してインテリアとして、使用するのもオススメです。
※1枚のみご購入される場合は、¥350にて販売しております。
※この他にもたくさんの作家によるぽち袋をご用意しておりますが、今回ご紹介したぽち袋は全て数に限りがございます。
気になられる方はお早めにご来店くださいませ。
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ARTCUBE SHOP
TEL 075-761-5700
12.11.14
秋季特別展 細見美術館アートキャンパス2012 -日本美術の見方 いきもの編-
展覧会のここがみどころ1
「秋冬花鳥図屏風 大西圭斎(おおにし けいさい)」
大西圭斎 秋冬花鳥図屏風(部分)
秋から冬の景色を背景に、翡翠(かわせみ)、鴛鴦(おしどり)、鶏など様々な鳥が登場する作品です。
まずは、白や黄色などの菊や蘭が咲き乱れる中、フサフサの尾羽に真っ赤な鶏冠(とさか)を持つ5羽の鶏が目を惹きます。緻密な描写により一層存在感を増した雌雄の鶏の足元には、ちょこちょこ動き回るヒヨコもいます。そんなヒヨコの様子をしっかり目で追う雌鶏の様子も丁寧に描かれています。
鶏以外の鳥に目を移すと、早瀬にかかる枝の上で水面を狙う翡翠や仲睦まじく泳ぐ番(つが)いの鴛鴦、さらにはその番いを眺める金鶏鳥(きんけいちょう)の姿もあります。梅や水仙の花が咲く画面上方には、鮮やかな黄色の羽根をもつ鳥も描かれています。一羽は梅樹の枝にしっかり爪を立てて鋭い眼光で遠くを見つめ、もう一羽は水仙に誘われたかのように松の幹でゆったりと羽根を休めています。
鳥の楽園を彷彿とさせる本作を描いたのは江戸後期の絵師で、谷文晁門下の大西圭斎。花鳥画を得意とし、豊前中津藩(大分県)の奥平家に仕えました。屏風画面左下の「癸未春日寫於 香雲舎 圭斎」から、本作は1823年(文政6年)に描かれたことがわかります。
本作が秋冬を題材にしていることや絵師のサインや印の位置を考えると、春夏の花鳥を描く右隻があったとも考えられます。
お問い合わせ
細見美術館
TEL 075-752-5555
12.11.5
TOPICS
館長によるトークイベントを開催いたします!
細見良行(当館 館長)
細見良行館長によるトークイベントです。
作品にまつわるエピソードや、展覧会の見所などを
楽しくご紹介いたします。
伊藤若冲 編/11月9日(金)
神坂雪佳 編/12月1日(土)
会場:展示室
時間:各回とも午後2時より
聴講無料※申込不要。但し、別途入館料が必要です。
お問い合わせ
細見美術館
TEL 075-752-5555
12.11.5
今月の新商品"10-11月"
蒔絵皮財布をご紹介いたします。
福島県会津若松に工房を持つ漆作家、坂本理恵さんの作品です。
坂本さんは漆を使ったモダンなアクセサリーやファッション小物などを製作されています。
漆のもつ伝統美と、製品としての機能性のバランスを考えデザインされており、その作品は海外でも広く認められています。
この皮財布は専門の職人によって丁寧に仕立てられた本革に、蒔絵を施しています。しっとりとした皮の質感と蒔絵によるモダンなデザインが素敵です。ソフトな牛革を使用しているので、使い込むほどに味が出るのも魅力です。
○漆の長財布 ¥28,350
赤と銀のコントラストがとても華やかです。
ポイントに螺鈿が付いています。
○漆の長財布 ¥28,350
黒地に黒と灰色の漆で模様が描かれています。
収納ポケットがたくさんあるので、
お札や領収書などが整理しやすく、
使い勝手も抜群です。
カードも14枚入れることができます。
厚みもしっかりあります。
こちらはとても薄い長財布です。必要最低限のものをスマートに持ち歩いていただけます。
お着物を着られた方が帯の間に入れて持ち歩く、といった使い方も素敵ですね。かさばる財布が苦手な男性の方にもおすすめです。
○漆の長財布(薄型) ¥16,800
金銀箔での大胆な模様が斬新です
○漆の長財布(薄型) ¥15,750
質感が美しいので、是非お手にとってご覧下さい
○漆の長財布(薄型) ¥17,850
高級感のなかにも可愛らしさのある一品です
裏面 チャック式の収納があるので小銭も入ります。
中にはお札とカードを2枚収納できます。
お問い合わせ
アートキューブショップ
TEL 075-761-5700
12.10.25
TOPICS
アートキャンパス2012 期間限定特別キャラクター
「アートくん」登場!
「アートキャンパス2012」展の会期中、「アートくん」が公式ツイッターに登場!
作品のレポートやイベントの様子など展覧会の情報をご紹介します。
ぜひフォローしてくださいね!
細見美術館公式ツイッターはこちらから
https://twitter.com/HosomiMuseum
お問い合わせ
細見美術館
TEL 075-752-5555
12.10.24
TOPICS
公式 Twitter がスタートしました。
今秋より、細見美術館公式Twitterがスタートしました。
展覧会やイベントなど、最新の情報をいちはやく発信していきます。
ぜひフォローをお願いします!
細見美術館公式ツイッターはこちらから
https://twitter.com/HosomiMuseum
お問い合わせ
細見美術館
TEL 075-752-5555
12.10.24
TOPICS
芸術の秋、岡崎エリアでは楽しいイベントが満載です。
「岡崎オータムフェスタ12」開催中~11月4日(日)
当館もスタンプラリーに参加しています!記念品(展覧会ご招待券)も残りわずかです。ぜひご参加下さい!
詳しくはこちらから http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000130593.html
「岡崎ときあかり」10月26日(金)~28日(日)
細見美術館も「プロジェクション・マッピング」に参加します。また、カフェキューブでは「あかりナイトライブ」を開催します!
詳しくはこちらから http://www.artcube-kyoto.co.jp/cafecube/index.html
プロジェクション・マッピング:物体の形状に合せてプログラミングされた映像を投影し、建築物などの表面を映像のための巨大なキャンパスへ変える、技術と創造性が融合した新しい映像表現技法。
お問い合わせ
細見美術館
TEL 075-752-5555
12.10.20
TOPICS
「lite」展のご紹介!
11月19日(月)まで、京都高島屋ARTCUBE SHOPのギャラリースペースにて「lite」展を開催中です。
青森県津軽地方に伝わる伝統工芸"こぎん刺し"は、江戸時代、贅沢を許されなかった農民の暮らしの中より生まれた、布の補強と保温を兼ねた はたらく刺繍です。
今回は、"こぎん刺し"の技法を用いつつ、オリジナルの創作模様を刺した小物やバッグを発表している こぎん作家のlite(リーテ)をご紹介いたします。
彼女がデザインした模様は、森や花などの青森の自然の中からヒントを得ています。どこか北欧の雰囲気を漂わせたぬくもりあふれるデザイン、バランス、布づかいは、これまでの"こぎん刺し"の世界に新しい風をおこしています。
たくさんの思いと時間の中で育まれたliteの作品をどうぞご覧ください。
トートバッグL (バッグ29×34m・持ち手の長さ16cm) ¥11,550
肩から提げてご使用いただける新作のバッグです。とても軽く、手にもよく馴染みます。
布ならではの柔らかな形がとても可愛らしいです。
トートバッグM (バッグ28×13.5cm・持ち手の長さ4cm)
mori・coya¥6,300/ leaf ¥6,825
ちょっとしたお出かけやお弁当入れ等にご使用ください。
持ち手部分も太く、しっかりと持ちやすいバッグです。
トートバッグS (バッグ18×22cm・持ち手の長さ8cm) ¥4,200
お財布と携帯がちょうど入る小さいバッグです。
シンプルなデザインなので、シチュエーションを選ばずご使用いただけます。
ティッシュケース ¥1,890
特に可愛らしいデザインのものが揃いました。
全て1点ものですので、気になるデザインはお早めにどうぞ。
コースター ¥1,890
こぎん刺しの優しい風合いが、どんな器とも馴染みます。
その日の気分でお気に入りの色柄をお選びください。
※上記の他にも、髪留めやポーチ、ポストカード等も揃っています。
是非一度お立ち寄りください。
お問い合わせ
アートキューブショップ
TEL 075-761-5700
12.10.9
TOPICS
書道サロン「かわせみ」が、10月16日スタートします。
美術館という非日常空間で、毛筆をたしなみ、墨の香りに癒される─。
講師 川瀬みゆき(日本書芸院二科審査員・日本書芸院教師)
http://www.kawasemi-style.com
場所 茶室「古香庵」(細見美術館3階)
開催日 毎週火曜日(日程はお問い合わせください。)
時間 午後1時30分~5時(ティータイムふくむ)
料金 月謝10,000円(月2回・お茶・お菓子・美術館観覧券2枚※入会金別)
お申込み・お問い合わせ
- 川瀬みゆき(講師) TEL 0725-30-6617 info@kawasemi-style.com
- 細見美術館 TEL 055-752-5555
お問い合わせ
茶室 古香庵
TEL 075-752-5555
12.10.9
TOPICS
秋恒例、「フジバカマ」が、やってきました!
きれいな空気と水を好む、「藤袴」―。
万葉集や源氏物語にも登場するなど、古来より秋草として好まれてきました。かつては日本各地の河原などに群生していましたが、今では絶滅危惧種に選定されています。
この貴重な品種の保護に尽力されているのが、株式会社松栄堂の皆さんです。当館ではこの活動に賛同し、開花のシーズンには、受付前に藤袴の鉢植えを毎年設置しています。京都の文化や自然環境を守ることの大切さを感じていただければと思います。
すでにつぼみが開いてきています。
淡い紫紅色の小さな花が可愛らしいですね。
お問い合わせ
細見美術館
TEL 075-752-5555
12.9.25
陶磁器に出会うⅥ 塩川コレクション 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー
「ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」
特集コラム10「鷺のサービス」
塩川博義(コレクター 日本大学教授)
鷺センターピース 1902-14年 ビング オー グレンダール
最後に今回の展覧会の目玉であるビング オー グレンダール、鷺のサービス(ピエトロ・クローン制作)について話しておきます。この鷺のサービスのほとんどは、6年前に日本のディラーを介してドイツで行われたオークションで購入したものです。私の前の持ち主はドイツのコレクターで、おそらく1990年代の後半に亡くなり、遺族が出品したのだと思います。
この鷺のサービスは、オリジナルが1889年のパリ万国博覧会に出品された後、いくつか製作されていたと思われますが、ほとんど特注品として(一部小さいものは1900年以降、量産品として売られたものもあります。)作られ、最後のオーダーはおそらく1915年だろうと言われています。そのため、小さいカップ&ソーサなどは、たまに市場に出てきますが、大きいものはほとんど出てきません。おそらく、今回これだけ鷺のサービスが揃って展示されるのは、世界的にみても、とても珍しいことだと思います。この機会を逃さず、是非、ピエトロ・クローンの傑作をご覧ください。
お問い合わせ
細見美術館
TEL 075-752-5555
12.9.25
秋季特別展
細見美術館アートキャンパス2012─日本美術の見方 いきもの編─
展覧会チラシができました!
12.9.20
TOPICS
「カトレア草舎」展のご紹介!
10月18日(木)まで、京都高島屋ARTCUBE SHOPのギャラリースペースにて「カトレア草舎」展を開催中です。
新潟にて絵画や文具の制作活動を中心に行っている「カトレア草舎」。
古書の紙片に繊細なタッチで動植物を描くという独特の作風からは、さまざまな物語が生まれています。
今回は、北国の秋から冬を描いた8枚のポストカードをはじめとした文具、ガラス瓶やシャーレに木の実や小さなカードが入ったオブジェなど、これからの季節にピッタリなカトレア草舎さんの世界をお愉しみください。
絵はがき 各¥189
白鳥が渡ってくる秋から、再び北へ旅立つまでの半年間の北国の景色を8枚の絵にしました。
絵はがき額装セット ¥3675
北国の景色8枚を額装しました。額の裏に紐を通して壁に掛けることができます。ドライフラワーなどと共に展示するのも素敵です。
文庫ノート「すずめ」 ¥750
表紙はすずめと水引草、背表紙にはオミナエシが描かれています。中のページは茶色いクラフト紙で飽きのこないデザインです。しおり付き。
ガラス瓶 小鳥の小さな手紙「草原の朝」 ¥1365
瓶の中には小さな手紙、ペパーミント、ユーカリが同封されています。 瓶から出してディスプレイしたり、中の小さな手紙にメッセージを添えてプレゼントにしたり。さまざまな用途でお愉しみいただけます。
ガラス瓶 「スミレと青い鳥」 ¥780
瓶の中には荷札カード、メッセージ紙、小鳥のノートが同封されています。メッセージ紙に言葉を添えて、荷札カードを瓶の口に結んで…プレゼントとしてお愉しみください。
シャーレのオブジェ ¥3,900
古書の紙片にひとつひとつ手作業で描いた鳥や動物と八ヶ岳(山梨県)の木の実を、ガラスのシャーレにコラージュしました。手描きの紙片は全て1点ものです。 シャーレの中にご自身のお気に入りのものを入れてディスプレイしていただくのもオススメです。
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アートキューブショップ
TEL 075-761-5700
12.9.14
今月の新商品"8-9月"
Dairy ware シリーズのプレートが入荷しました。
現代のライフスタイルにマッチした和食器・洋食器を提案している「馬場商店」から、日常使いにぴったりの波佐見焼のプレートが届きました!
波佐見焼とは、400年もの歴史をもつ長崎県のほぼ中心に位置する波佐見町で作られる磁器で、大量生産を得意としています。手軽で良質な暮らしの食器を供給するという姿勢は江戸時代から引き継がれ、長い時間をかけて培われてきた職人技が一つ一つの商品の中にいきています。
「Dairy ware プレート」は、シンプルでありながら素朴なデザインが魅力的です。海外のホテルやレストランで使われる業務用食器をイメージしているそうです。
お気に入りの一枚を見つけにお立ち寄りください。
Dairy ware プレート
Mサイズ(M 直径15cm × 深さ2.5cm) 各¥1470(税込)
Sサイズ(S 直径21.5 × 深さ3cm) 各¥840(税込)
ブルーライン
清潔感があり、涼しげな味わい。
ブラウンライン
昔ながらの洋食屋さんで使われているような、温かみがあります。
適度な厚みがあるので、幅広く様々なお料理に使って頂けます。スタッキングしてもすっきり収まるので、何枚か揃えても。
※こちらの商品は売切れ次第終了とさせて頂きます。
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ARTCUBE SHOP
TEL 075-761-5700
12.9.5
陶磁器に出会うⅥ 塩川コレクション 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー
「ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」
特集コラム9「彩磁アネモネ文花瓶」
塩川博義(コレクター 日本大学教授)
今年の4月末から5月始めに行われた東京プリンスの骨董祭で出会ったロイヤルコペンハーゲンのアネモネ文花瓶です。高さ18.5cmのユニカの花瓶で、作家はオーロフ・イェンセン、制作年代は1891年10月です。
彩磁アネモネ文花瓶 1891年 ロイヤル コペンハーゲン
実は、今回の展覧会で、ロイヤルコペンハーゲンのユニカをパリの万国博覧会が開催された1889年から1894年までの6年間連続して、毎年、ひとつずつ揃えたかったのですが、1891年製のユニカだけ手に入りませんでした。
展覧会の話があり、ずっと1891年製のユニカを探していたのですが、この花瓶、一昨年の暮れにアメリカのオークションに出てきました。ところが、当時、展覧会のためにかなり購入していましたので、あまりお金がなく、また、オークションの写真からではあまりたいしたものではないと感じましたので、多めに入札しませんでした。案の定、セカンドビッターという結果になり、悔しい思いをしました。結局、その後も1891年製のユニカには出会えませんでした。
あまりに悔しかったので、各美術館での講演会のたびに、パワーポイントにピンボケのオークション写真を貼り付け、1891年製のユニカとして説明していました。
そして、今年の東京プリンスの骨董祭に現れたのです。それも、ほとんど、一昨年のオークションで落札された値段と変わらない値段で…。信じられませんでした。とても、不思議なめぐり合わせです。持ってきた骨董屋さんの話によると、あるコレクターが亡くなり、今年の初めに向こうのローカルなオークションでロイヤルコペンハーゲンとビングオーグレンダールがまとめて出品されたらしいのです。そのうちの一つだったようです。ということは、一昨年は、私はその亡くなったコレクターと存命中に競ったのでしょうか。
まあ、図録には入れることはできませんでしたが、とても花瓶に対して親しみが湧き、購入しました。存命中にそのコレクターとメールでもよかったから、話してみたかったと思うこの頃です…合掌。
実物が見たいと問い合わせが多ければ、9月8日の講演会のときに持っていこうかな…、ただし、荷物が少なければの話です。
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細見美術館
TEL 075-752-5555
12.9.3
陶磁器に出会うⅥ 塩川コレクション 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー
「ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」
特集コラム8 「ユニカ」
塩川博義(コレクター 日本大学教授)
最初に購入したロイヤル コペンハーゲンのユニカです。どちらが先(たぶん花籠文の方)かは忘れましたが、いずれも横浜にあったアンティーク・ショップから購入しました。
蛇文花瓶 1897年11月 ロイヤル コペンハーゲン
花籠文花瓶 1911年1月 ロイヤル コペンハーゲン
実を言いますと、私は、ロイヤル コペンハーゲンのユニカに、初めの頃から興味を持っていたわけではありません。この時代のロイヤル コペンハーゲンのユニカは、主に花瓶やお皿の絵付を作家が釉下彩で描いたものですので、量産品の方がいいなと思うものもありますし、なぜ、絵付の技術としてそれほど変わらないのに作家のサインが入るだけで何倍も値段が高いのかよく良く分かりませんでした。このふたつの花瓶も、いままで見てきた他の花瓶とは違う名品とは思っていましたが、すぐに買おうとは思いませんでした。結局、いずれも何度か骨董祭などに出品されましたが売れず、数年が経ち、値段も下がってきたので、それぞれ、お金を持っていたときに購入しました。
その後、少しずつ、ロイヤル コペンハーゲンについて調べていくうちに、ロイヤル コペンハーゲンの釉下彩技術のすごさが判ってきて、ユニカの存在の意義が判ってくると、だんだん興味が湧いてきて、それも古いものに興味が向くようになってきました。
このように、私のロイヤル コペンハーゲンのユニカにおける購入ポイントは、他のものとは違い、釉下彩における技術的な面白さ、技術的な変遷など、デザインの善し悪しだけではないのです。ただ、金額がいちばん大きなポイントであることは他とかわりません。
お問い合わせ
細見美術館
TEL 075-752-5555
12.8.31
陶磁器に出会うⅥ 塩川コレクション 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー
「ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」
特集コラム7 「ポプリポット」
塩川博義(コレクター 日本大学教授)
コペンハーゲンに住んでいたときに購入した唯一のユニカ作品です。いずれもビング オー グレンダールのポプリポットで、作家はファニガードです。ひとつは1913年に制作され、ブルーの紫陽花が浮き彫りされており、蓋に蜻蛉が透かし彫りされています。もうひとつは、1914年に制作され、白いクリスマスローズが浮き彫りされています。
彩磁紫陽花文沈香壷
1913年 ビングオーグレンダール
クリスマスローズ文沈香壷
1914年 ビングオーグレンダール
これらとは、A氏が日本から3回目の買い付けに来ていたときに、待ち合わせしていたアンティーク・ショップで出会いました。私が店に着いたときには、すでに、先に来ていたA氏が、ショ―ケースの上に出してあったこの2本のポプリポットを、じっと見ていました。購入するかどうか悩んでいたのです。確かにいずれも作品は素晴らしいものですが、日本ではビングオーグレンダールはほとんど知られていないので、このような高額な商品を2本購入しても売れるかどうか判らなかったからです。
私もそれまで最高で数万程度のものしか購入したことがなく、ユニカも初めてだったので一緒に眺めていたのですが、アンティーク・ショップのオーナーから、あなたたちが来る前に、ロイヤル コペンハーゲン美術館の学芸員が来て、「美術館に戻り、今年度の予算がまだ余っているかどうか確認するので、明日また、来て購入を検討する。」と言って帰ったと聞いて、私のコレクター魂に火がついたのか、A氏に、紫陽花と蜻蛉の方を私が購入するので、A氏はクリスマスローズの方を購入しましょうと提案しました。で、結局、2本分A氏がまとめて支払って日本へ持ち帰って店に飾り、私が帰国してから紫陽花と蜻蛉の方の代金を支払って受け取るという条件で、めでたく購入が決まりました。
ところが、自宅に戻ってから、私は1本だけでなく、2本とも欲しくなり、悩んだ末、A氏が泊まっていたホテルに電話して、クリスマスローズの方も倍の値段で買うことにしました。もちろん、そんなに骨董にかけられるお金は持っていないので、こちらの方は1年間の分割で、その代わり、2本ともA氏の店に1年間飾っておくという条件で交渉が成立しました。ということで、めでたく、ばらばらになることなく、2本とも私のコレクションとなったわけです。このようにして、だんだん骨董収集の深みに嵌まっていくわけですね。皆さん、気をつけましょうね。
お問い合わせ
細見美術館
TEL 075-752-5555
12.8.29
TOPICS
LIVE! CAFE CUBE「Coguero Tres Hoofers」
9/1日(土) Conguero Tres Hoofers
『アコースティックギター』&『パーカッション』&『タップ(ダンス)』のトリオ、Coguero Tres Hoofers 京都初ライブ!!
ギタリストであり、音楽プロデューサーでもある渥美幸裕の新たな拠点となった京都で、初のCongueroのLiveとなります。Conguero Tres Hoofersの3人の放つエネルギーは生で体感しなきゃ、もったいない!!
Conguero Tres Hoofers(コンゲイロ・トレス・フーファーズ)
ギタリスト/プロデューサー渥美幸裕(thirdiq)によるアコースティック・プロジェクト。 アコギ、タップ、パーカッションという異色の編成で変幻自在なグルーヴを産み出す。 シンプルな楽器と体を使ったフィジカルなライブ・パフォーマンスは観る者の心を揺さぶる。
- 入場料 :
事前申込4500円 当日5000円 小学生~高校生1500円
(2ステージ入れ替えなし。2ドリンク+フィンガーフード付き)- 各 日 :
18:30(OPEN) 19:00(START)
1stステージ19:00~ , 2ndステージ20:15~- 会 場 :
カフェキューブ 京都市左京区岡崎最勝寺6-3 細見美術館 地下2階
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CAFE CUBE
TEL TEL 075-751-8606(直)
12.8.27
陶磁器に出会うⅥ 塩川コレクション 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー
「ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」
特集コラム6 「アイリスの花瓶」
塩川博義(コレクター 日本大学教授)
最初に購入したロイヤルコペンハーゲンの釉下彩の作品は、どれかもう覚えていませんが、おそらく花瓶では、この淡い黄色で描かれたアイリスの作品だと思います。これは、コペンハーゲンにある骨董通りで行われた骨董祭のときに、とても安く購入しました。普段はあまり古い磁器など置いていないお店だったと思います。
実は、この作品、当初展覧会の出展から外されていました。アイリスの作品は日本の源六製の花瓶がひとつ出展されていますが、ロイヤルコペンハーゲンのものは、ひとつもなかったので、是非と出展をお願いしたのです。アイリスは日本でも花菖蒲や杜若として、琳派などの絵に古くから描かれています。おそらく日本の影響を受けていると思います。
ロイヤルコペンハーゲンのアイリスはとても人気があり、いろいろなものに描かれていますが、ほとんどがブルーで描かれた作品で淡い黄色で描かれたものはとても珍しいです。
彩磁菖蒲文花瓶 1894-1897年 ロイヤル コペンハーゲン
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細見美術館
TEL 075-752-5555
12.8.23
陶磁器に出会うⅥ 塩川コレクション 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー
「ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」
特集コラム5 「ブルーフルーテッド ブルーフラワー」
塩川博義(コレクター 日本大学教授)
私がデンマークに住んで、最初にロイヤルコペンハーゲンに興味を持ったのはやはりクリスマス・プレート(日本ではイヤー・プレートと呼ばれています)でした。そして、アーノルドクローがデザインした19世紀のブルーフルーテッドとブルーフラワー、さらに18世紀のもの、すなわち、初期の古い染付に代わりました。アーノルドクローも1885年に芸術主任として就任したときに、まずロイヤルコペンハーゲンの18世紀に作られた染付の美しさに興味を持ち、この復刻に力を注ぐのです。
染付も釉薬の下にコバルトを使って描くのでブルーの釉下彩です。このコバルトを使った西洋絵具で、ブルーの濃淡(グラデーション)を出すのは難しく、クローは最初にこの釉下彩のブルーにおけるグラデーションの出し方をいろいろ研究したのです。クリスマス・プレートにおけるカメオの技術を応用したブルーのグラデーション技術もこの時に生まれたのです。
日本の古伊万里でも、呉須の青ではなく、明治時期の西洋絵具を使ったグラデーションの無い濃い青をベロ藍といって、区別しています。18世紀といいましても、ロイヤルコペンハーゲンの磁器製作は1775年から始まるので、25年間しかありません。とても短いのです。ですので、めったに市場には出ません。出ても、デンマークのコレクターが買ってしまいますし、日本ではほとんど見たことがありません。特に人気のある18世紀のカップ&ソーサーは、マイセンの花麦藁手(ブルーフルーテッド)はときどき見ますが、ロイヤルコペンハーゲンのものは、おそらく日本にはないでしょう。
染付青花文ポット 1790-1800年 ロイヤル コペンハーゲン
ロブスター文皿 1889年9月 ロイヤル コペンハーゲン
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細見美術館
TEL 075-752-5555
12.8.20
TOPICS
「羅工房」展のご紹介!
9月18日(火)まで、京都高島屋ARTCUBE SHOPのギャラリースペースにて「羅工房」展を開催中です。
日本の四季を意識した手描き暖簾や手刷りはがき、ぽち袋など暮しに彩りを添える商品を作り続けている羅工房。
今回の展示では、秋をイメージした商品を中心に揃えました。
季節を感じる絵柄と可愛らしいデザインは世代を問わず幅広い人気です。
季節のご挨拶からインテリアまで——手仕事のぬくもりをどうぞお楽しみください。
展示イメージ
メッセージカード ¥368
パンダとネコが子パンダや小判の形をしたカードを持ったセットです。
パンダとネコは立てて飾っておくことも出来ます。愛くるしい姿に癒されます。
手刷り小箱 プチギフトセット ¥788
ちょっとした気持ちを伝えるのにピッタリなギフトセットです。
小箱には熨斗や鶴亀など、おめでたい絵柄をデザインしています。
小箱、メッセージカード、小風呂敷がセットになっています。 箱の中にプレゼントを入れて使ってください。
手刷りはがき 白地 ¥189 / 色地 ¥210
秋をイメージした絵柄のはがきを揃えました。季節の便りにご利用ください。
ネコやウサギなど年中使える種類のはがきもございます。
手刷りの風合いをお愉しみください。
今回の展示限定のサービスを用意いたしました。羅工房のはがき、ぽち袋にメッセージスタンプを押してオリジナル商品をお作りいただけます。
スタンプは「ありがとう」「ほんのきもち」の2種類。
季節のご挨拶や御礼の気持ちを伝える際に是非ご利用ください。
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アートキューブショップ
TEL 075-761-5700
12.8.20
展覧会関連グッズ
ポストカードのご案内
ただいま開催中の展覧会「陶磁器に出会う 魅惑の北欧アールヌーヴォー 塩川コレクション ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」のポストカードをARTCUBE SHOPにて販売中です。
オススメの作品やテーブルコーディネートの様子をポストカードに仕立てた展覧会オリジナル商品です。
数に限りがありますので、気になる方はお早めにどうぞ。
展覧会ポストカード 全8種類 各¥100
鑑賞の記念にいかがでしょうか?
ポストカードの裏面もアールヌーヴォー調にデザインされています。
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アートキューブショップ
TEL 075-761-5700
12.8.10
TOPICS
「KAMISAKA SEKKA dawn of modern japanese design」
(オーストラリア・シドニー)が開催中です。
日本デザインの底に流れる美意識を琳派の作品で辿るオーストラリア初の企画。 細見コレクションからも、多数出品しています。
■琳派最後の巨匠「神坂雪佳」
近代日本のもっとも先進的な芸術家のひとりともいわれる神坂雪佳の絵画・木版画、
および彼の意匠をもとに工芸作家が制作した漆器・陶磁器・染織の作品を展示して
います。
■現在も脈打つ琳派様式・雪佳の世界
現代作家の山口藍、山本太郎、シドニー在住のファッションデザイナー五十川明、
京都のテキスタイル作家 髙尾建三、髙尾弘の作品も同時に展示されています。
会期 2012年6月22日~8月26日(会期中無休)
会場 ART GALLERY OF NEW SOUTH WALES
ニューサウスウェールズ州立美術館 アジアン・ギャラリー
www.artgallery.nsw.gov.au
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細見美術館
TEL 075-752-5555
12.8.10
陶磁器に出会うⅥ 塩川コレクション 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー
「ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」
特集コラム4「猫置物」
塩川博義(コレクター 日本大学教授)
この猫の置物は、私が客員研究員として通っていた大学の最寄駅リングビーの隣にあったオークションハウスで購入しました。おそらく、猫のフィギャリンコレクターが亡くなって、遺族がオークションに出したのでしょう。猫のフィギャリンが30体くらいはあったと思います。ほとんどはガラクタでしたが、その中に、この珍しいビング オー グレンダールの猫とロイヤル コペンハーゲンの古い猫のフィギャリンが混ざっていました。
猫置物 1915-48年 ビング オー グレンダール
私はこの貴婦人のようなちょっと憂いの表情をした猫が気に入ってしまい、日本から買い付けに来ていたA氏と相談して、私がビング オー グレンダールのこの猫を、A氏がロイヤル コペンハーゲンの猫をもらうという条件で、二人ともオークション当日は参加できなかったので、金額を評価額より、多めにして入札しておき、落札したのです。
この猫も確かアメリカのオークションに1回出ただけで、それ以外見たことがないので、レアなものだと思います。なお、残りの猫のフィギャリンは、A氏が、そのままオークションハウスに預かってもらい、次のオークションに出品したようです。
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細見美術館
TEL 075-752-5555
12.8.1
陶磁器に出会うⅥ 塩川コレクション 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー
「ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」
特集コラム3「オークション」
塩川博義(コレクター 日本大学教授)
デンマークはオークションがとても盛んで、業者さんだけでなく、普通の人も気楽に参加します。オークションハウスもコペンハーゲン市内だけでなく、郊外にもたくさんあり、郊外の方が競争相手も少なく、安く落札することができます。
蝶置物 1898-1948年,1915-47年 ビング オー グレンダール
市内中心街からバスで1時間くらいの郊外にあるオークションハウスで安く落札した蝶の置物。
オークションに参加するには、まず、プレビューの日に下見をします。そして、落札したいものの状態をチェックします。当日、参加できなければ、そのときに上限額を入れておきますが、オークションが行われる当日に参加できるのであれば、その商品番号を控えておきます。当日、受付で自分の番号札をもらい、落札したい商品の順番がきたときに、その札を上げるのです。もちろん、競争相手がいれば、どんどん値段は上がっていき、最後まで札をあげることができれば、落札できます。
オークションはもちろんデンマーク語で行われますので、始まる前にハンマーを叩く進行役の人に落としたい商品番号とPlease speak English!と書いた紙を渡し、この番号が来たら、英語でやってくれとお願いしておきます。ところが、なかにはお願いしても本番熱くなり、デンマーク語で始めてしまう人がいます。この場合、勇気を出して、“Please speak English!”と、叫ぶと、”Oh,sorry.” と、英語で仕切り直してくれます。
海外に行ったら、是非、オークションに参加してみてください。とても、スリルがありますが、楽しいですよ!
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細見美術館
TEL 075-752-5555
12.7.31
TOPICS
「ARTCUBE SHOP B品市」のご紹介!
8月5日(日)17時まで、茶室 古香庵(細見美術館3F)のテラスにて 「ARTCUBE SHOP B品市」 を開催中です!
今の季節にピッタリな風鈴や扇子、麻バッグをはじめ、クリアファイルやポストカード、器や漆器など…さまざまな商品を揃えております。
どれも数に限りがありますので、気になる方はお早めにお越しください。
※同時開催中の 「小丸屋 住井-涼を愉しむ団扇-」 展もご見学いただけます。
イベント、貸切等により臨時休室することがあります。お問い合わせください。
どんな商品があるかは、ご来店されてからのお楽しみ!
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茶室 古香庵
TEL 075-752-5555
12.7.31
TOPICS
「小丸屋 住井ー涼を愉しむ団扇―」展のご紹介!
8月5日(日)17時まで、茶室 古香庵(細見美術館3F)にて「小丸屋 住井-涼を愉しむ団扇-」展を開催中です。
小丸屋 住井は、寛永元年(1624)団扇商として創業し、深草の真竹を使い団扇を作り、京都の代表的なお土産物として「深草団扇」の名を全国に広めました。
また現在では、京の夏の風物詩としてしられている花街の芸・舞妓の名入りうちわ、「京丸うちわ」でも有名です。
今回の展示では、細見コレクションの中でも人気の高い、神坂雪佳「十二か月草花図」をあしらった京うちわや、当館オリジナル伊藤若冲の京丸うちわを中心にご紹介いたします。
老舗・小丸屋の匠の技と、細見美術館のコラボレーション―都の風趣をお愉しみください。
※茶室内のご見学もご自由にどうぞ。イベント、貸切等により臨時休室することがあります。
お問い合わせください。
床の間に団扇を掛けてみました。
涼やかな雰囲気をお愉しみいただきながら、お茶室内もご見学ください。
京うちわ 神坂雪佳「十二か月草花図」
京うちわ 切り絵
お問い合わせ
茶室 古香庵
TEL 075-752-5555
12.7.19
TOPICS
茶室 古香庵 季節限定「したたり」のご案内
12.7.18
陶磁器に出会うⅥ 塩川コレクション 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー
「ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」
特集コラム2「思い出のトレイ」
塩川博義(コレクター 日本大学教授)
いちばん最初に購入したビング オー グレンダールの彫塑的な楓文トレイです。
実は、このトレイと同じものに初めて出会ったのは、1998年、コペンハーゲン市内に借りて住んでいたフラットの近くにあったアンティーク・ショップのショーウインドゥに雑然と飾られていたものでした。この時は、ちょうど、ドイツへ1週間調査に行くために、朝早く空港へ向かうときでしたので、店も開いていなく、買うことはできませんでした。案の定、戻ってから店に行った時は、すでに売れてなくなっていました。
どうしてもあきらめきれず、ショーウインドウのガラス越しから撮影した写真をイスラエル広場のフリーマーケットに出店していたダニエルに見せたら、1週間後、同じものを持ってきたのです。
楓文飾皿 1915-48年 ビング オー グレンダール
このトレイは、人気があったのか、1980年ごろまで量産されていますが、1948年以前のものは、やはり少なく、いままで、3つほどしか見たことはありません。
お問い合わせ
細見美術館
TEL 075-752-5555
12.7.16
REPORT
スペシャルギャラリートークを開催しました。
7月14日(土)より、「陶磁器に出会うⅥ 塩川コレクション 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー ロイヤルコペンハーゲン ビング オ グレンダール」展がスタートしました。
この初日にあわせて、コレクター塩川博義氏によるギャラリートークを開催
いたしました。
9月8日には、塩川氏よる講演会も開催いたします(事前申込制・有料)。
ぜひご聴講ください!
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細見美術館
TEL 075-752-5555
12.7.14
陶磁器に出会うⅥ 塩川コレクション 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー
「ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール」
特集コラム1「陶磁器との出会い」
塩川博義(コレクター 日本大学教授)
私が、ロイヤル コペンハーゲンやビング オー グレンダールというデンマークの陶磁器を収集するようになったのは、仕事の関係で1998年に1年間コペンハーゲンに住んでいたからです。週末は、よく早朝から電車を乗り継ぎ、フリーマーケットをはしごしていました。
しかしながら、このフリーマーケットで古いアールヌーヴォー磁器を見つけることは稀です。実際、今回出展しているものは、日本に戻ってから購入したものがほとんどです。この15年間にインターネットが発達し、いまでは海外のオークションでも、簡単にビットでき、また、ホームページにアップしている世界中のお店に問い合わせて、購入することができます。本当に便利な良い時代になりました。もちろん、とてもレアな物を、ネットで見つけるのは難しいですよ。
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細見美術館
TEL 075-752-5555
12.7.9
TOPICS
特別鑑賞プランのご案内
12.7.9
TOPICS
夏休み親子ワークショップ 茶の湯体験
12.7.5
TOPICS
「小丸屋住井」展のご紹介!
8月18日(土)まで、京都髙島屋ARTCUBE SHOPのギャラリースペースにて「小丸屋住井」展を開催中です。
昨年の夏に大好評だった小丸屋住井の団扇が今年もギャラリースペースに登場しました。
見た目にも華やかな京うちわはインテリアとして飾っておくのも勿論ステキですが、手にとって扇いでみるとビックリ!その繊細な造りとは裏腹に、力強い風が起こります。
この夏は、小丸屋住井の京うちわで涼やかな夏をお愉しみください。
京うちわ 神坂雪佳「十二ヶ月草花図」(柄・白) 各¥8,925
京うちわ 神坂雪佳「十二ヶ月草花図」(柄・黒塗り) 各¥9,975
細見コレクション・神坂雪佳うちわシリーズに今年は白木の新作が登場しました!
見た目に涼やかな白木うちわと高級感が人気の黒塗りうちわ。
鮮やかな蔦と菊、涼やかな萩と3柄どれもオススメです。
京うちわ 切り絵 各¥10,500
シャープな印象の切り絵うちわは、インテリアにも人気です。
季節を問わず飾っていただけます。
京うちわ 版画 各¥10,500~
墨絵風の版画団扇は、涼を呼ぶアイテム。
黒塗りの柄が高級感漂います。
京うちわ 唐紙-千代女 各¥4,200
まんまるで少し小ぶりな形と唐紙の色柄が愛らしい団扇です。
全て絵柄が異なりますので、お気に入りを探してみてください。
京丸うちわ 伊藤若冲 ¥2,100
花街の芸・舞妓の名入り団扇でお馴染みの京丸うちわの若冲バージョンです。
伊藤若冲の名と鶏モチーフが表裏に入った当館オリジナルは団扇は、一度売り切れてしまいましたが、この夏再入荷しました。数に限りがあるため気になる方はお早めにどうぞ。
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ARTCUBE SHOP
TEL 075-761-5700
12.7.4
TOPICS
星に願いを ― 七夕の笹飾り
設置期間:7月8日(日)迄
七夕にちなんで、茶室前テラスに笹飾りをしています。
短冊に願い事を書いて、結んでください。茶室内もご見学いただけます。
*お寄せいただいた短冊は、岡崎神社に後日奉納いたします。