15.12.21
「細見コレクション名品選 麗しき日本の美―雪・月・花―」
展覧会ここがみどころ1
開催中の「麗しき日本の美」展は雪・月・花(桜)を中心に四季折々の風情をお楽しみいただける内容となっています。今回のお薦め作品は、「雪」にちなんだ作品として展示中の「雪中常盤図」です。
源義朝の側室で、義経の母、常盤御前が今若、乙若、牛若の三人の子を連れて大和国へ逃避行する有名な情景を描いています。常盤の生涯の中でもドラマチックな場面、我が子を守る母の情愛を示す感動的な場面として好まれました。
みどころは、なんといっても描表装(かきびょうそう)です。描表装とは、本来裂を用いる表装部分にも絵を描く手法で、江戸琳派の画家たちが得意としました。本作では意匠化された雪松が色鮮やかに本紙の周りを囲んでおり、常盤たちの姿がまるでお芝居を見ているかのような不思議な空間を作り出しています。一方、上下では吹きすさぶ雪の様子を表現。風帯※が強風に吹かれている様子、雀が勢いよく飛ぶ姿が、画面に臨場感を与えています。
作者の市川其融(いちかわきゆう)は、江戸琳派の画家・鈴木其一の門人。安政年間(1854~60)に活躍したと伝えられますが、現存作品は少ない画家です。
※上部から垂れる帯状の二本の裂
市川其融 雪中常盤図
市川其融 雪中常盤図(部分)
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細見美術館
TEL 075-752-5555
15.12.14
琳派400年記念祭 琳派展17「MIHO MUSEUM所蔵 琳派のやきもの 乾山」
「細見コレクション名品選 麗しき日本の美―雪・月・花―」展 開催中!
15.12.6
TOPICS
茶の湯体験-歳暮のしつらえ- 申し込み受付中!
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細見美術館
TEL 075-752-5555
15.12.2
REPORT
特別鑑賞会 神坂雪佳「楓紅葉図」をレポート!
朱色に染まる美しい季節のなか、3回目となる特別鑑賞会は開かれました。
鮮やかな紅葉に囲まれながら、麗しい琳派の世界を堪能していただきました。
【薄茶席】- 茶室 古香庵 -
今回の鑑賞作品は、神坂雪佳「楓紅葉図」。
幹や葉が画面いっぱいに描かれた作品。大胆な構図は工芸図案家ならでは。
学芸員の解説をききながら間近で観る琳派作品は圧巻!
主茶碗に楽左入造「加賀光悦・写」、薄器は 紅葉に鹿蒔絵雪吹など。開炉と紅葉の道具組の薄茶席。
お菓子は末富製「鷹峯」をお愉しみいただきました。
【点心席】- カフェキューブ -
三友居製の点心は色とりどりの秋を演出。
お食事はテラスに生けられた紅葉を眺めながら。
お客様同士の会話も弾みます。
館内のいたるところには楓の一葉が。
日が暮れ照明に照らし出された紅葉は一層その美しさを増し、人々の心を和ませます。
【ギャラリーツアー】- 閉館後の展示室で貸切鑑賞 -
開催中の展覧会は「琳派400年記念祭 琳派展ⅩⅦ MIHO MUSEUM所蔵 琳派のやきもの 乾山」。 琳派のデザイン性を取り入れた独創的な乾山作品を前に、館長の解説が響き渡ります。
貸切の展示室に特別な時間が流れます。
琳派400年記念のこの年、華麗な琳派作品をお愉しみいただける特別鑑賞会。2月、6月、11月と3回にわたって開催させていただきました。それぞれの季節を感じながら、四季の美とともに麗しい琳派の世界を堪能していただきました。イベントを通して琳派作品により興味を持った、などのお声を沢山いただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
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細見美術館
TEL 075-752-5555
15.11.12
TOPICS
『琳派400年コンサート ~琳派を聴く~』が開催されます。
15.11.11
琳派400年記念祭 琳派展17「MIHO MUSEUM所蔵 琳派のやきもの 乾山」
BS0テレ「ぶらぶら美術・博物館」是非ご覧ください!
11月13日(金)放送のBS0テレ「ぶらぶら美術・博物館」琳派400年京都2時間スペシャルにて当館をご紹介いただきます。
只今開催中の、琳派400年記念祭 琳派展17「MIHO MUSEUM所蔵 琳派のやきもの 乾山」をよりお楽しみいただける内容となっております。是非ご覧ください!
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細見美術館
TEL 075-752-5555
15.10.14
琳派400年記念祭 琳派展17「MIHO MUSEUM所蔵 琳派のやきもの 乾山」
ギャラリートークを開催しました!
当館では毎年琳派展を開催しています。17回目の今年のテーマは尾形光琳の弟・乾山のやきものです。滋賀県にあるMIHO MUSEUM所蔵の乾山焼の中から、デザイン性に富んだ作品や、漢詩・和歌を取り入れた文人的な作品、兄・光琳との合作、大胆な意匠の茶碗など、多様な作品をご覧いただけます。
開幕初日には、畑中章良氏(MIHO MUSEUM 学芸員)に、展示室で作品をご鑑賞いただきながら、乾山焼の魅力や、見どころについて熱く語っていただきました。作品一点一点丁寧にご説明いただくたびに、背伸びをしたりしゃがみ込んだりしながら、作品を覗き込まれるお客様も多数いらっしゃいました。
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細見美術館
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15.9.9
夏季特別展「細見美術館アートキャンパス2015―きらきら・ほのぼの編―」
展覧会のここがみどころ
この夏の展覧会、アートキャンパス2015。今回のテーマは「きらきら」と「ほのぼの」。ここでは、各キーワードの見どころをピックアップしてお届けします。
日本美術のきらきら―琳派の四季草花図
琳派が得意とした主題に「四季草花」があります。宗達の後継者「伊年」印の作例がよく知られており、光琳や抱一もこれを主題として描いています。描かれた草花はどれも色鮮やかで美しいのですが、異なる季節の草花が同時に咲いている景色は、現実には存在しません。この不思議な主題は、四季の巡りを慶ぶ祝祭的な意味を含んだものと見ることができるのです。琳派の草花はデフォルメによって普遍性を持ち、生命のきらきらとした輝きを画面にもたらしています。この展覧会では、抱一の弟子・池田孤邨や、近代琳派・神坂雪佳らの四季草花図をお楽しみいただけます。
池田孤邨 四季草花流水図屏風(部分)
神坂雪佳 四季草花図屏風(部分)
ほのぼの日本美術―琳派の犬
昔も今もかわいらしい動物は大変人気があります。日本美術にも動物がたくさん登場し、擬人化した姿で描かれた例も多くみられます。今回展覧会でご紹介しているのは琳派の犬。犬というと円山応挙や長沢芦雪を思い浮かべますが、琳派の画家たちもかわいらしい犬を描いています。たらし込みを活かして犬のフワフワした毛並みを表現した宗達。真正面を向いてお辞儀をするようなポーズのお茶目な芳中の犬。カタツムリを慈しむように見つめる雪佳の犬。それぞれの画家の犬への愛情をも感じられそうな作品となっています。ほのぼのとかわいらしい動物は時代を超えて人々を和ませてくれます。
俵屋宗達 双犬図(部分)
中村芳中 『光琳画譜』より
「仔犬」(部分)
神坂雪佳 『百々世草』より
「狗児」(部分)
このほかにも展覧会では、仏教・神道美術にみる「きらきら」「ほのぼの」もご紹介しています。中でも重要文化財「羅什三蔵伝絵巻」は、当館の展覧会では久しぶりの登場。展示でご紹介している場面、龍が現れ、荒れる海を鎮めるために羅什が海にお経を投じるシーンは、臨場感に溢れています。金や銀を用いた緻密な描写が楽しめる一方、隣の場面で羅什の父・鳩摩羅炎と如来が担ぎ、担がれる場面の愛らしい表情にもご注目ください。
羅什三蔵伝絵巻(部分)
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細見美術館
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15.8.17
REPORT
特別鑑賞会 鈴木其一「糸瓜に朝顔図」をレポート!
仲夏、陽も陰る夕刻。和やかに特別鑑賞会は始まりました。 2回目の今回は紫陽花が鮮やかに咲く時季。季節を感じる空間で、優美な作品を堪能していただきました。
今回の鑑賞作品は、鈴木其一「糸瓜に朝顔図」。
優美な曲線が印象的な、其一らしいユーモアに満ちた作品。
【薄茶席】- 茶室 古香庵 -
学芸員の解説をききながら間近で観る琳派作品に感動!
道具組は古天明の釜と、主茶碗に近藤髙弘造「銀滴」など、古今の作品が共演する開催中の展覧会にあわせて。
お菓子は末富製「夕顔」をお愉しみいただきました。
【点心席】- カフェキューブ -
三友居製の点心は上品で涼しげな夏を演出。
初対面のお客様同士でも、隣り合わせた方々と愉しく会話が弾んで…
点心席をはじめ、いたるところで紫陽花がやさしくお出迎え。
【ギャラリーツアー】- 閉館後の展示室で貸切鑑賞 -
開催中の展覧会は当館コレクションと現代美術作品のコラボレーション。 当館が初めて試みる展覧会とあって、繰り広げられる話はとても興味深い内容でした。 参加者も真剣な眼差し。
貸切の展示室で聴く解説は特別。何にも邪魔されない贅沢な時間です。
琳派400年記念のこの年、華麗な琳派作品をお愉しみいただける特別鑑賞会。今回は開催中の展覧会「琳派四百年 古今展―細見コレクションと京の現代美術作家―」にあわせて、茶席やギャラリーツアーなどでは当館のコレクションだけでなく、現代美術作品の魅力も愉しんでいただける内容となりました。前回同様、「また参加したいです」などのお声を沢山いただきました。ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。
次回の特別鑑賞会は、11月6日(金)・7日(土) 神坂雪佳「楓紅葉図」を開催いたします。 詳しくはこちらをご覧ください。
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細見美術館
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15.8.6
夏季特別展「細見美術館アートキャンパス2015―きらきら・ほのぼの編―」
夏季特別展「細見美術館アートキャンパス2015―きらきら・ほのぼの編―」展 開催中!
美術館をキャンパスに見立てた「アートキャンパス展」が3年ぶりに帰ってきました。シリーズ5回目となる今回のテーマは「きらきら」と「ほのぼの」。江戸~大正時代の色鮮やかな絵画やきらめく工芸品、穏やかな情景を描いた室町時代の水墨画、平安・鎌倉時代の仏教美術の作品など、日本美術の多彩な「きら・ほの」をご覧いただけます。幅広い時代・ジャンルの作品をコレクションに持つ、当館ならではの展覧会です。
人気の琳派作品からも、四季の草花を描いたきらきら美しい屏風や、俵屋宗達・中村芳中・神坂雪佳による愛らしい犬を描いたほのぼの作品が勢揃い。夏の想い出に、日本美術に親しむひとときをお愉しみください。
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細見美術館
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15.8.3
TOPICS
細見美術館友の会会員限定 図録特別販売のご案内
夏季特別展「細見美術館アートキャンパス2015」開催期間中、細見美術館ARTCUBE SHOPにて、過去の展覧会図録を友の会特別価格にて販売いたします。ぜひ、お立ち寄りください。
ご購入の際には、細見美術館友の会会員証をご提示ください。
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細見美術館
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15.7.8
琳派四百年 古今展 ―細見コレクションと京の現代美術作家―
チラシ・ポスターデザイン
本展のチラシ・ポスターを作成したアートディレクターをご紹介します。
絵画作品からグラフィックデザインまで幅広く制作する吉田翔氏に、ロゴに込められた意図や、チラシ・ポスターのデザインコンセプトを伺ってみました。
「琳派四百年 古今展 ―細見コレクションと京の現代美術作家―」展 ロゴ
琳派四百年の「400年」を「1615-2015」と具体的な西暦で表し、「琳派」を分母、「古今展」を分子として、ひとつの図形としてデザインしています。 また、「琳派」や「古今展」の漢字の一部を長く伸ばすことによって、時の流れの長さを表現しています。チラシやポスターは、この図形を大胆に、様々なスタイルで配置して、画面空間の奥行きを出すと共に、漢字をよりモダンで洗練されたヴィジュアルで示すことによって、あらゆる角度から「古今」を表現しています。
(吉田翔 氏)
「琳派四百年 古今展 ―細見コレクションと京の現代美術作家―」展 チラシ(表)
実物は金・銀を使用しており、より奥行きが感じられます。
細見美術館初の試みとなった今回の展覧会。是非いろんな角度から「古今」を感じてみてください。
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細見美術館
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15.7.7
琳派四百年 古今展 ―細見コレクションと京の現代美術作家―
出品作家のご紹介 3
山本太郎
Taro Yamamoto
1974年熊本県生まれ。2000年京都造形芸術大学卒業。秋田公立美術大学准教 授。大学在学中の1999年に、寺社仏閣とファーストフード店が至近距離で混在す る京都にインスピレーションを受け、伝統と現代、異質な文化が同居する「ニッポン画」を提唱。日本の古典絵画と現代の風俗が融合した絵画を描き始める。ニッポン画は3つの柱で表される。それは「日本の今の状況を端的に表すこと」、「古典絵画の技法を使うこと」、「諧謔(かいぎゃく)をもって描くということ」。近年は能楽の影響もあり、古典文学の物語性が題材に加わる。その作風は現代の琳派とも評され、琳派400年記念祭の今年注目の作家の一人。平成26年度京都市芸術新人賞、平成26年度京都府文化賞奨励賞など。
主な個展
- 2015
- 「古画降臨 -Coga Calling- 山本太郎展」髙島屋(日本橋、新宿、横浜、大阪、京都)
- 2013
- 「24/24 -twenty four twenty fourth-」イムラアートギャラリー(京都、東京)
- 2012
- 「Nippon Ga:Contemporary Visions of Classical Japanese Art」 ART ATRIUM(オーストラリア/シドニー)
主なグループ展
- 2015
- 「平成琳派ニッポン画×芸艸堂」イムラアートギャラリー(京都)
- 2013
- 「The Audacious Eye" -Japanese Art from the Clark Collections-」ミ ネアポリス美術館(アメリカ)
- 2012
- 「Kamisaka Sekka:Dawn of modern Japanese design」ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(オーストラリア/シドニー)
パブリック・コレクション
京都造形芸術大学、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社、第一生命保 険株式会社、株式会社東北新社、石川県政しいのき迎賓館、熊本市現代美術館、 ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館、ヴィクトリア国立美術館、ミネアポリ ス美術館など多数
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15.7.7
琳派四百年 古今展 ―細見コレクションと京の現代美術作家―
出品作家のご紹介 2
撮影:表恒匡|SANDWICH
名和晃平
Kohei Nawa
1975年大阪府生まれ。彫刻家、京都造形芸術大学大学院芸術研究科教授。独自の「Cell」という概念を機軸にビーズ、プリズム、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなど様々な素材とテクノロジーを駆使し、彫刻の新たな可能性を拡げている。現在、自身がディレクターを務めるクリエイティブ・プラットフォーム「SANDWICH」において、アート、建築、デザインなど多岐に渡る活動を行う。第14回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ 2010 最優秀賞受賞、平成23年度京都市芸術新人賞受賞など。
主な個展
- 2015
- 「FORCE」SCAI THE BATHHOUSE(東京)
- 2013
- 「名和晃平―SCULPTURE GARDEN」霧島アートの森(鹿児島)
- 「garden」ギャラリーノマル(大阪)
- 2012
- 「Kohei Nawa-Trans」アラリオ・ギャラリー(韓国/チョンダム、チョナン)
- 2011
- 「名和晃平―シンセシス」東京都現代美術館(東京)
主なグループ展
- 2015
- 「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」東京オペラシティ アートギャラリー(東京)
- 2014
- 「ミッション[宇宙×芸術]―コスモロジーを超えて」東京都現代美術館(東京)
- 2013
- 「あいちトリエンナーレ2013」(愛知)、 犬島「家プロジェクト」F邸(岡山)
パブリック・コレクション
原美術館、東京都現代美術館、森美術館、メトロポリタン美術館、ヴィクトリア国立美術館など多数
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細見美術館
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15.7.7
琳派四百年 古今展 ―細見コレクションと京の現代美術作家―
出品作家のご紹介 1
近藤髙弘
Takahiro Kondou
1958年京都市生まれ。陶芸・美術作家。陶の素材・技法を基軸に、土・ガラス・金属などの立体・平面作品を制作。また、1997年から奈良・天河神社など各地にて野焼きなどのアースワークを継続。2011年3.11以後「HOTARU」「命のウツワ」アートプロジェクトを行う。エディンバラ・カレッジ・オブ・アートマスターコース修了、文化庁派遣芸術家在外研修員、京都市芸術新人賞受賞、InglisAllen Masters賞受賞など。
主な個展
- 2011
- スコティッシュ・ギャラリー(イギリス/エディンバラ‘00、‘04、‘08)
- 2010
- バリー・フリードマン・ギャラリー(アメリカ/ニューヨーク‘02、‘05、‘08)
- 伊丹市立工芸センター(兵庫)
- 2007
- 「TRANS-FORM」スパイラルガーデン(東京)
- 「変容の刻」パラミタミュージアム(三重)、成羽美術館(岡山)、京都芸術センター(京都)
主なグループ展
- 2015
- 「古代から現代:日本現代陶芸とその起源」サンアントニオ美術館(アメリカ/テキサス)
- 2014
- 「京焼歴代展-継承と展開-」京都市京セラ美術館(京都)
- 「Japanese Ceramics for the Twenty-first Century」ウォルターズ美術館(アメリカ/ボルチモア)
- 「廃墟の記憶 ニュイ・ブランシュ京都2014」京焼登り窯跡地(京都)
- 2013
- 「New Blue&White」ボストン美術館(アメリカ/ボストン)
パブリック・コレクション
ナショナル・ミュージアム・オブ・スコットランド、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ミネアポリス美術館など多数