14.12.11
TOPICS
アートサロン
「和菓子―五感で愉しむ日本の美」を開催しました!
11月21日(金)、講師に國枝純次氏(京生菓子司 松彌)をお招きして、アートサロン「和菓子―五感で愉しむ日本の美」を開催しました。
今回の会場は茶室 古香庵。和やかな雰囲気のなか、松彌の銘菓「金魚」が誕生した秘話や、展覧会限定菓子『これくふて』がどのように作られたのかなど、普段聞けない貴重なお話をメイキング写真等を交えてお話していただきました。実際にお菓子を召し上がっていただき、目と舌で和菓子を愉しんでいただきました。
実演の時間は間近で見る職人の技に皆様興味津々で、質問される方や熱心に撮影される方がたくさんいらっしゃいました。
展覧会限定菓子『これくふて』
次回展「麗しき日本の美-めでたし、愛でたし-」展では、琳派をテーマに学芸員によるアートサロンを開催いたします。詳しくは随時イベントページにてご案内いたします。お愉しみに!
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細見美術館
TEL 075-752-5555
14.11.27
REPORT
第34回アートキューブレクチャーを開催しました!
11月1日(土)、2人の講師をお招きして、第34回アートキューブレクチャー「仙厓と鍋島の魅力―神尾勇治コレクションの精華―」を開催しました。
前半:浅井京子氏(早稲田大学會津八一記念館 特任教授)
仙厓の生涯と、展示作品の解説をしていただきました。
後半:荒川正明氏(学習院大学 教授)
歴史背景やデザインの特徴等、鍋島について幅広いお話をしていただきました。
お客様からは、仙厓の研究状況や鍋島の技法について等々、多数のご質問が寄せられました。当日はコレクターの神尾勇治氏にもご来場いただきました。沢山のご参加ありがとうございました。
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細見美術館
TEL 075-752-5555
14.10.17
「神尾勇治コレクション 仙厓と鍋島 ―美と向き合う、美を愉しむ―」展
「神尾勇治コレクション 仙厓と鍋島 ―美と向き合う、美を愉しむ―」展 開催中!
10月4日(土)より、「神尾勇治コレクション 仙厓と鍋島―美と向き合う、美を愉しむ―」展を開催中です。40年以上にわたり古美術を蒐集されている神尾氏のコレクションから、70点以上もの作品をご覧いただけるのは本展が初めて。この機会にぜひお愉しみ下さい。
本展をよりお愉しみいただくために、11/1(土)にはアートキューブレクチャー「仙厓と鍋島の魅力-神尾勇治コレクションの精華-」を開催いたします。お席に限りがあるため、お申し込みはお早めに。
詳しくはイベントページをご覧ください。
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細見美術館
TEL 075-752-5555
14.10.15
「神尾勇治コレクション 仙厓と鍋島 ―美と向き合う、美を愉しむ―」展
期間限定 オリジナルアイテム登場
禅の境地をわかりやすく説き示す洒脱で飄逸な仙厓の世界がユーモア溢れるアイテムになりました。最新情報は twitter (@HosomiMuseum) にて発信しています!是非ご覧ください。
展覧会とともに、ぜひお楽しみください。
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細見美術館
TEL 075-752-5555
14.9.26
REPORT
「陶磁器に出会うVII デミタス コスモス―宝石のきらめき★カップ&ソーサー」展
ギャラリートークを開催しました!
9月5日(金)、塩谷哲夫氏(西洋骨董陶磁ロムドシン代表取締役)による「陶磁器に出会うVII デミタス コスモス―宝石のきらめき★カップ&ソーサー」展のギャラリートークを開催しました。
約300点のデミタスカップ&ソーサーをご覧いただきながら、塩谷氏には各窯の特徴、歴史背景、作家についてなど、興味深いエピソードを交えて各作品の鑑賞ポイントをお話いただきました。
また、この日はコレクターの鈴木康裕・登美子ご夫妻にもご参加いただきました。お客様からのご質問にも快く応じられるなど、終始、和やかな雰囲気の中、大盛況のギャラリートークとなりました。
多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました!
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細見美術館
TEL 075-752-5555
14.9.24
REPORT
アートサロン「ヨーロッパアンティーク磁器の楽しみ方」を開催しました!
9月5日(金)、講師に塩谷哲夫氏(西洋骨董陶磁ロムドシン代表取締役)をお招きして、アートサロン「ヨーロッパアンティーク磁器の楽しみ方」を開催しました。
今回は、塩谷氏のご厚意で、デミタスカップをはじめとする約20点ものアンティーク磁器を特別披露。
作品に施された技法や、光に透かして見える隠れたサイン、年代の見方など、魅力いっぱいのお話に、お客様も目をきらきらと輝かせていらっしゃいました。
ビデオカメラを用いて作品細部の拡大画像をご覧いただきました。
次回のアートサロンのテーマは「和菓子」。
場所を茶室に移して、これまでとは違った雰囲気でお愉しみいただきます。開催日時など、詳しくは随時イベントページにてご案内しております。ぜひこちらもご注目ください!
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細見美術館
TEL 075-752-5555
14.9.2
陶磁器に出会うVII デミタス コスモス ―宝石のきらめき★カップ&ソーサー―
展覧会のここがみどころ5
魅惑のデミタス「上絵金彩藤図カップ&ソーサー」
今回の展示ではヨーロッパの作品のみならず、日本の作品もご覧いただけます。様々な器形や装飾技法は海外作品を参考にしたものが多いですが、絵付けは日本人らしく極めて緻密。
上絵金彩藤図カップ&ソーサー
このカップ&ソーサーには白、水色、薄紫と色分けされた幾房もの藤花が咲き誇っています。花びら一枚一枚にいたるまで丁寧に描き込まれたカップを持ち上げると、ソーサー中央には藤花に集まったかのように色とりどりの蝶も舞っています。 錦光山は京都・粟田焼の陶家。六代宗兵衛は京薩摩を創り、家督を継いだ七代はアール・ヌーヴォー、アール・デコ様式を取り入れるなど流行の意匠への関心が高く、様々な作品を残しています。
本展では奇しくも、この京都に里帰りした京薩摩をはじめ、日本製のカップ&ソーサーの細緻な絵付けにもご注目ください。 このようにデミタスは器体が小さいにも拘わらず、目を見張るような技や華麗な装飾や絵付がなされています。まさに技と美が凝縮された小宇宙-デミタス コスモス-といえるでしょう。
展覧会会場を美しく華やかに彩る宝石のような煌めきをこの機会に是非、お楽しみいただければと思います。
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細見美術館
TEL 075-752-5555
14.8.26
陶磁器に出会うVII デミタス コスモス ―宝石のきらめき★カップ&ソーサー―
展覧会のここがみどころ4
魅惑のデミタス「上絵金彩ジュール四面絵付カップ&ソーサー」
デミタスのもう一つ見どころである絵付けに注目した作品もご覧ください。
上絵金彩貼花鳥蓋付カップ&ソーサー
ほとんどの作品は一人の絵付師が、面に流行の絵柄、模様などを描いています。しかし、このカップ&ソーサーは、イギリス第一の名窯 ロイヤルウースターの4人の絵付けの名手が、それぞれ得意な分野の絵を描いた合作の作品です。
可憐な花の絵はアーネスト・ジョン・フィリップス、葡萄などの果実絵ではウォルター・ハロルド・オースティン、愛くるしい動物をハリー・スティントン、そしてレイモンド・ラシュトンがのどかな風景画を手掛けています。
ウォルター・ハロルド・オースティンによるサイン
限られたスペースに描かれた絵をよく見ると各絵付師のサインも小さく入っています。ご来館の際は目を凝らしてサインを探してみてはいかがでしょうか。
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細見美術館
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14.8.17
陶磁器に出会うVII デミタス コスモス ―宝石のきらめき★カップ&ソーサー―
展覧会のここがみどころ3
魅惑のデミタス「上絵金彩貼花鳥蓋付カップ&ソーサー」
装飾技法の凝った作品をもう一点ご紹介しましょう。
上絵金彩貼花鳥蓋付カップ&ソーサー
部分
一体どこに口をつけて飲もうかと、一瞬ためらってしまうこのカップ&ソーサーの器面には、一つ一つ貼り付けられた小さな白い5弁の花で埋め尽くされています。その様子から「スノーボール」(西洋マリカンボクの別名)と呼ばれ、マイセンを象徴する、人気の高いシリーズです。
彫塑家のヨハン・ヨアヒム・ケンドラーによるこうしたデザインは、アウグスト3世の妃マリア・ヨゼファに贈られたティー及びコーヒーセットに初めて用いられました。
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細見美術館
TEL 075-752-5555
14.8.10
陶磁器に出会うVII デミタス コスモス ―宝石のきらめき★カップ&ソーサー―
展覧会のここがみどころ2
魅惑のデミタス「上絵金彩ジュール透彫カップ & ソーサー」
さて、今回、これだけの中からおススメを絞り込むのは正直難しいところですが、まずは多くの方が驚かれる本展一番の超絶技巧を駆使した作品をご紹介したいと思います。
このカップ&ソーサーを前にすると、多くの方がガラスにおでこをくっつけるようにして、熱心にご覧になっています。
じっくり見ていくと、道具を駆使して規則的に亀甲繋(きっこうつなぎ)などの小さな形がくり抜かれているのがわかります。つまり、全体が透かし彫りで、液体の溜まらないデザインとなっているのです。
彫りのつぎ目には、大きさが均一の金の小粒が整然と並んでいます。
カップの把手部やソーサーの中央部には、「ジュール」と呼ばれる宝石に似せた白や青、水色のエナメル彩が優雅さを演出しています。
さらに、参考出品のポットの注ぎ口周辺や把手などにも同様の装飾が施されています。
意表を突いた、神業ともいえるこれらの作品はイギリス・ロイヤルウースター社のジョージ・オーエンによるものです。彼はこの技術を、誰にも明かしてはいません。カップ&ソーサー、ポット以外にも恐らく何点か手掛けていたと思いますが、その制作工程は想像するだけでも気が遠くなります。
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細見美術館
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14.8.5
REPORT
アートサロン「和みの琳派絵師 芳中の魅力」を開催しました!
毎回好評のアートサロンが、5回目を迎えてリニューアル。定員・時間を拡大し、より充実した内容で、アートサロン「和みの琳派絵師 芳中の魅力~「中村芳中画集」著者 木村重圭氏が語る~」を、6月20日(金)に開催いたしました。
第1部では、講師の木村先生に、中村芳中の魅力や作品の見どころを、スライドも用いてたっぷりお話いただきました。第2部では、事前にお客様からいただいたご質問にお答えいただきながら、木村先生と福井麻純(当館主任学芸員)がミニトークを行いました。
「芳中はなぜ丸い画を描くの?」「先生のお気に入りの芳中作品を教えて下さい!」など、お客様から様々なご質問がありました。
カフェでのお話の後には、特別に展示室でギャラリートークを開催しました。作品を目の前に解説していただき、充実したひとときとなりました。
また、この日は博物館実習中の学生が、お客様の誘導やイベントの受付、記録撮影等のサポートを行いました。
次回は「デミタス コスモス―宝石のきらめき★カップ&ソーサー―」展にて、「ヨーロッパアンティーク磁器の楽しみ方」を開催いたします。今秋は茶室 古香庵を会場に、和菓子をテーマにしたアートサロンを開催予定です。詳しくは随時イベントページにてご案内いたします。お愉しみに!
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細見美術館
TEL 075-752-5555
14.8.2
陶磁器に出会うVII デミタス コスモス ―宝石のきらめき★カップ&ソーサー―
展覧会のここがみどころ1
魅惑のデミタス
デミタスはフランス語で半分のカップを意味する小ぶりの器。そのデミタスが300点以上展示されている本展ではマイセン、セーブル、ロイヤルウースター、ミントン、KPMベルリンといった30以上の窯の作品をご覧いただけます。このように一堂に並ぶと展示室にいながらにしてヨーロッパの名窯巡りをしているかのような気分が味わえます。
これらは鈴木康裕・登美子夫妻のデミタスコレクションです。鈴木家では、祖父・守蔵氏が英国留学中に購入したロイヤルドルトンの「緑地カップ&ソーサー」や同じシリーズのケーキ皿を日常的に使用されていたそうです。こうした環境の中で、康裕氏は自然とデミタスへの関心が育まれて行きます。登美子さんとご結婚されると、ともにコーヒー好きということで、本格的に蒐集が始まりました。
展覧会は、コレクションの原点ともいうべき祖父・守蔵氏のカップ&ソーサーと夫妻それぞれのお気に入りの作品の展示から始まっています。
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細見美術館
TEL 075-752-5555
14.7.25
陶磁器に出会うVII デミタス コスモス ―宝石のきらめき★カップ&ソーサー―
「デミタス コスモス ―宝石のきらめき★カップ&ソーサー―」展
好評開催中!
7月8日(火)より、陶磁器に出会うシリーズ第7弾となる「デミタス コスモス―宝石のきらめき★カップ&ソーサー―」を好評開催中です。
鈴木康裕・登美子夫妻が40年にわたり蒐集されたコレクションのうち、300点以上の作品をご覧いただける充実した内容となっています。宝石のような煌めきをもつデミタスの数々を、ぜひこの機会にお愉しみください。
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細見美術館
TEL 075-752-5555
14.7.24
TOPICS
「茶室 古香庵」 夏季休室のお知らせ
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茶室 古香庵
TEL 075-752-5555
14.7.22
TOPICS
季節限定菓子「したたり」をご用意しております。
祇園祭で菊水鉾にも献上されている「したたり」(亀廣永製)。お抹茶と一緒にお召し上がりいただけます。
展覧会と共に、和みのひとときをお過ごしください。
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茶室 古香庵
TEL 075-752-5555
14.7.19
TOPICS
「デミタス コスモス ―宝石のきらめき★カップ&ソーサー―」展の図録販売がスタート!
「デミタス コスモス-宝石の★カップ&ソーサー-」展 展覧会図録
デミタス コスモス―宝石の★カップ&ソーサー―
DEMITASSE COSMOS - Glitter of Jewelry-
¥1,940(税込)
詳しくはアートキューブ ショップをご覧ください。
お問い合わせ
ARTCUBE SHOP
TEL 075-761-5700
14.7.2
REPORT
「ギャラリートーク」を開催しました!
「光琳を慕う―中村芳中」展初日の5月24日(土)、ギャラリートークを開催しました。
前期の展示作品をご覧いただきながら、本展担当学芸員の福井麻純が芳中作品の特徴や見どころポイントをお話しました。「これかわいい!」と、作品の前で思わずささやかれるお客様も。ほのぼの芳中作品の魅力に存分に触れていただきました。